webコンサルティング, webディレクション, webプランニング

freeform design

02. 「コンサルティングは無料」というのは如何がなものか?

 

時々「コンサルティングは無料」と、うたっている会社を見かけます。

彼等は、「(経営コンサルタントやIT)コンサルタントは、ちょっとしたことですぐに金取りやがって…」と仰いますが、それでゴハンを食べてる立場としては、コンサルティングの対価としてお金を頂かないと困るのです。(T-T;

しかし、彼等のサイトをよく見ると(読むと)、「弊社で○○と○○をお申し込み頂いた方に(限り)無料でコンサルティングをさせて頂きます」となっています。つまり、抱き合わせです。ホントの意味で、無料でコンサルティングを行っているわけではありません。(←なぁ~んだ)

 

ホントに(本気で)「コンサルティング(なんか)でお金を取るべきじゃない」と言うなら、制作抜きで、抱き合わせ無しで、どんな相手に対しても無料でコンサルティングすればいいじゃん?と思うけど如何がなものでしょう?(←するわけないか?…ないね)

それに、これじゃ、「制作(物)がメインで、コンサルなんかオマケだ!(だからタダだ)」と言っているように聞こえます。つまり、「その程度の内容です」と自ら言ってることになる。そんな付けたしのオマケのコンサルティングなんか、こっちだって受けたくないよ~…。どうせ期待できないし。

そんなのと一緒にされたら困ります。こっちも真剣にやるからにはきちんとお金頂きます、その方が自然だと思う。

 

残念ながら、日本の広告・宣伝・デザイン業界においては、企画費やディレクション費のような目に見えない費用、プレゼン費のような最終成果物(=納品物)に反映されない費用に対して、「発注側がお金を払わない」「払いたくない」「受注側が請求しにくい」「請求しない」というような認識が依然色濃く残っています。

だから、本来であれば制作会社は、クライアントを啓蒙していかなくてはならない立場にあるハズなのに、そんな「考えるだけならお金いりませんよ」みたいな事、言ってどーすんの?